近況

 書いたり話したりできない。書き出せないわけではなくて、書こうとしていることはあるのに、運ぶことができない。全てにおいて膂力がない。

 割と前からなのでそんなに心配することでもないかもしれない。

 

【同日追記】

 創元推理文庫マーガレット・ミラー『まるで天使のような』黒原敏行訳を読んでいる。作家らしい簡潔な三人称で、あるいはハードボイルドということになるのだろうか。こういう文章をすらすら書けるようになりたい。

 谷川由里子の短歌集『サワーマッシュ』を読んだ。おそらく大森静佳『カミーユ』と並び称されるべき大変心地よい歌集だ。とにかくリズム感がよく、造本も含め優れている。