2022-04-03 五七五 青い眼で罵っている甲子園 雑踏に猫の目ばかり光りたり 砕いても砕いてもゼリーはゼリー 眼に映りそののちを画は憑き纏う 遊ぶうちふいに玉割(たまわ)る夫姓(おっとせい) 眼鏡(がんきょう)が目を失ったまま歩く 裏返りけれども落ちてこない河 魂(たま)たちも遠路を来ては死に至る 子供らが目玉を舐めにくる感じ 鴨笑う嘴(くち)が長くて腹が立つ